プッシュ通知っていうのはサーバーの方から「新しい通知があるよ」ってリアルタイムに教えてくれる機能のことで、これを応用してアプリの自動アップデートなんかも実現されてたりするんだけど、「プッシュ通知を切ればバッテリーの持ちが良くなる」事実からわかるように、実態は24時間ずっとインターネットとつながっている。
LINEなんかのメッセージングサービスでは「既読通知」があって、未読スルーや既読無視なんかが騒がれたりするが、これと同様に普通の人は肌見離さず身に着けているスマホが常時インターネットにつながっている状態では、「インターネットからの逃げ場がなくなる」ということが起きる。
つまり、「(身に着けている上に、システム的にリアルタイムに通知する機能があって)気付かなかったわけなんかないでしょ」という言い訳封じが成立しうる。
もちろん、ネットが輻輳したり、本当に忙しくて気が付かなかった場合もあるかもしれないが、スマホ以前のようなフェッチ(自分で新着チェックする方法)では通じていた言い訳が封じられているというのがある。
既読無視とかプッシュ通知とかインターネットと現実世界がリアルタイムに同期すると本当に生きづらくなりますよ。
人間もうちょっと余裕持って生きられないもんかねえ。
技術のブレイクスルーは見てる分にはロマンがあって楽しいけど、だんだん明らかになっていく負の側面でつらくなるの、ほんとうにつらい。
後付のおきもちとかは例によってツリーにぶら下げています。
https://twitter.com/nesosuke/status/1168808874024951809
プッシュ通知に限った話じゃないけど、「幸せになるための技術や手法が、逆に不幸になる原因になってしまう」の本当にかなしいne。
— 東雲祐希@10月AP (nesosuke) (@nesosuke) September 3, 2019