一人アドベントカレンダー2019 (nesosuke) Advent Calendar 2019 - Adventarの何日目かよくわからんやつです。
12/2分ということにしておきます。
本当は「今年見たアニメ2019棚卸し」みたいなのを書こうと思っていたんですが、今日完走した少女終末旅行がとてもよかったので単一エントリにします、しました。
若干のネタバレがあったりします。念のため。
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2017秋のアニメだそうで、TLでちらほら良いという感想は見かけていたんですけど、そもそもアニメをリアルタイムだったりオンシーズンに見るのがなかなかできまくて、 「毎週次話が来るまで正座待機してるうちにそもそも見るのを忘れてしまい、旬が終わってからAmazonプライムとかで一気見する」タイプの人種なので今日見終わりました。
まあそんなことはさておき。
良かったです。少女終末旅行。
先入観で百合アニメかなと思っていたんですが、全然そんなことなくて逆に百合百合してなくてちょうどいいって感じでした。
終盤で百合カナー❓❓❓ってなりましたけど、多分あれは百合じゃないです。...知らんけど。
あらすじとかそういうのはwikipediaとかそのへんにぶん投げますけど、久々に良い日常アニメを見ましたって感じです。
終末物だし、日常アニメじゃなくねという感じがしなくもないですが、物語や登場人物が大きく変化するようなものではないので個人的には日常物としてカテゴライズされうる作品かなという感じです。
キャラデザやケッテンクラート^1のCGが良いとか、作品の雰囲気が好きとかそういう表面的な良さもあるんですけど、何より「終末物のアニメでありながら日常アニメであって、その上最終回を見ても寂しさを感じない(むしろスッキリ終われる)」というのが一番すきポイントです。
(OPは本当に良いです)
よくある日常アニメでは、登場人物、主に主人公の新生活が始まるのを物語開始のトリガーとして、そして例えば学園物なら卒業や進学といったライフイベントをもって物語が終わったり一段落することが多いような気がしてまして。
で、終末系の物語においてはメタ的に重大なライフイベントというと「死ぬ」か「なんらかよくわからんけど終末になる前の世界に戻れる」くらいしかないわけなんですね。
言い換えれば、登場人物が生きてさえいれば物語は終わらないというのを意味していて。
もちろん一般的な日常作品でも物語後の登場人物達のライフステージっていうのは続いていくはずではあるんですが、それは作中では絶対に描かれないために俺ら視聴者からすると無いに等しいifの空想であって、それゆえに二次創作が活発だったりみたいな感覚があります。
でも、少女終末旅行ではそもそも物語開始時点から世界観説明などほとんど無くいきなり物語が始まってそれが1クール分続いてそのまま終わるんですね。
人生の中で一番ドラマティックに輝いている学園生活の数年だけを切り取って物語にするのではなく、昔(作品開始前)から続いてきて、そして作品完結後もまた同様の物語が続くであろうというのを容易に想像できるのが、本当に良い。
1クール使って何も解決してない。これが本当に良い。
これだけでも見てよかったと思います。
他にオタクすきすきポイントとしては、1話で指を舐めて行き先を決めるカットを最終話でユーリが再度やってるとか、設定考証に鈴木貴昭がいて兵器に謎の作り込みがあったり、最終話のEDが作者(つくみず)の手書きだとか色々あったりはしますけども。
あーあと、5話「雨音」と8話「月光」のEDが非常に良かったとかもあります。
まだ1周しかしてないんですけど、多分そのうちまたリピートするかもしれないです。
続けて書くと収拾つかなくなりそうなのでこのへんで。
では。